心石工芸

1964年に応接セットの製造で、心石務睦氏が個人企業として設立した広島県の家具メーカーです。内部の木枠・バネ・ウレタンや生地などは、国内企業が加工・製造を行う上質な素材を採用。熟練の職人の手仕事により細部まで丁寧に仕上げられるソファの座り心地の良さは格別。長期間使える耐久性を備えていることはもちろん、時代を越えて愛されるスタンダードな形と飽きのこないデザインも魅力です。

ソファの耐久性を維持する要となり、仕上がりの美しさを決める木枠の骨組み。PEFC森林認証*を取得しているドイツの製材会社のブナ材を、国内の木材メーカーから仕入れて使用しています。（*PEFC森林認証…持続可能な森林を維持するための国際認証制度）バネ材には、ソファ用シートスプリング専門メーカーの作る、絶妙な硬さに仕上げられた高炭素鋼のものを採用。Sバネをはじめ、ポケットコイルやウェービングテープ等の数種のバネを使い分けています。そして、外形や弾力の違い等、ソファの特徴を決めるウレタンには、ヘタリにくく粘りのある国内産のウレタンを採用。内部構造は、厳選した素材をもとに、職人の手で精巧に作られています。また、裁断や縫製、上張り（本体への生地の張り合わせ）等は、一点一点、特性の異なる生地を同じ仕上がりとなるように、熟練の職人が丁寧に仕上げていきます。見えない部分の作り込みから仕上げまで、繊細に作り込まれているからこそ、長期間の使用に耐えうる丈夫な構造かつ上質な座り心地のソファが生み出されます。