〈今月の一脚〉2021.11
No.42
深くもたれかかるような掛け心地で
どの角度から見ても美しい一脚
高名な椅子であっても自分にとっての「良いもの」であるとは限らない。
手入れをして大切に使ううちに自分の身体や生活に馴染み、
毎日のパートナーのように感じられる道具。
そんな椅子に出会えたら、それが最良かもしれません。
デンマークのデザイナー、カイ・クリスチャンセンの代表作を復刻したセミアームチェア。わずかに可動する背もたれがゆったりとした掛け心地を実現。グッと後ろにもたれた時も、身体をやさしく受け止めてくれます。少し広めの座面は耐久性と弾力を備えており、読書など長く座って過ごす時にもぴったりです。エッジの効いた肘掛は、腕をのせた時もダランとさせた時もピタッとフィット。角度によって印象が異なり、どの方向から見ても美しい佇まいです。
ともに暮らし、時間を重ねていく
一生物の道具と出会えますように。